マグロではなくししゃものすすめ~授乳中はカルシウムを!~

妊娠、出産、そして産後の授乳。赤ちゃんのために、不要なものを控え、必要なものを積極的に摂る生活をして来たママ。
これは言うほど簡単なことではないんですよね。
食生活は家族との暮らしの中で決まってくる部分も大きいため、ママは自分と赤ちゃんのことだけを考えればよい、というものでもないため、時にはストレスを抱えながら食事制限をしていることも多いのです。

そんな頑張っているママたちにこれ以上「頑張れ!」とは言えないのですが、
赤ちゃんのためというかママ自身の身体のために効率的で役に立ってくれる食材、ししゃもをご紹介したいです!

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妊娠・授乳期にカルシウムを摂ってほしい理由

妊娠・授乳期間中は母体のカルシウムを消費して、おなかの赤ちゃんへカルシウムを供給します。そのためこの期間は、ママは多くのカルシウムを必要とします。
カルシウムが不足(※)してしまうと
妊娠や授乳に伴う一時的な骨粗鬆症になる可能性があります。

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※授乳により220mg/日のカルシウムが母体から失われます。20-39歳の女性のカルシウム摂取量は476mg/日と言われており、妊娠・授乳中に必要なカルシウム摂取量700mg/日と比べると、明らかに摂取不足な状態です。(国民健康・栄養調査 平成18年)

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骨粗しょう症とは~授乳中にカルシウムを積極的に摂りたい理由~

一般的に骨粗鬆症は高齢者の病気ではありますが、高齢者だけに起こる病気だとは限りません。
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。(脆弱(ぜいじゃく)性骨折)
ただ、骨粗鬆症になっても痛みはないのが普通なため何かないと気づけないのが一般的です。転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなりますので、そういったタイミングで発覚することが多いようです。

軽微な外力でも骨折してしまう脆弱性骨折ですが、
骨折によって骨の変形や痛みなどが後遺症として残ってしまうことがあります。そのため基本的な骨粗鬆症になった場合は、骨折の予防を目的とした治療を開始することとなります。

妊娠後骨粗鬆症の70%は初産時に発症し、産後6か月間の授乳で骨密度が5%前後低下、産後6カ月以上の無月経は産後骨粗鬆症のリスクと言われています。
通常は、授乳が終了し生理が再開した後は母体の骨密度も次第に回復していきます。
しかし、授乳期間が長くなるほど生理停止期間も長くなり、骨密度低下状態を招きやすくなる可能性があります。(※)

妊娠や授乳中の長引く腰痛などがある場合には、きちんと検査することをお勧めします。

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※女性ホルモンであるエストロゲンには骨吸収を抑制する働きがあり、そのため閉経や無月経によるエストロゲン分泌低下で骨粗鬆症が発症、増悪します。

授乳中のカルシウム、効率的に摂るならししゃもがおすすめ!

カルシウムと聞くと、何を思い浮かべますか?
やはり、「牛乳」でしょうか?最近では、牛乳を摂るのを控える人も一定数いますね。私(banacomama)もその一人でしたがこれについては後述します。

今回食材ごとのカルシウムの含有量を調べてみて、おおよその傾向があることに気づきました。
まず、野菜については、
葉物といわゆる香草とよばれるような野菜(パセリ)や、その野菜のメインの部分ではなくあまり食べない葉の部分です。(大根の葉)
そして、魚については、
大きい魚よりは小魚に含まれているようです。が、小魚ならなんでも、という感じでもありませんでした。
そんななか、とっても優秀なお魚を発見。「ししゃも」でした。

以下に、いくつかの食材とそれぞれのカルシウム含有量を載せます。
なお、パセリは含有量がとびぬけてよく見えますが可食部100gあたりの量になるため、一度にそんなに大量に摂ることは考えにくいです。ただ、様々な料理にトッピングできること、ソース等にした場合かなり効率的に摂取できる可能性を感じたため一覧に記載しました。

食材    含有量(可食部100gあたり)
パセリ葉 生290㎎
だいこん葉 ゆで220㎎
だいこん根 皮付き ゆで24㎎
ほうれん草葉 通年平均 ゆで69㎎
まぐろきはだ 生5㎎
ししゃも生干し 焼き360㎎
しらす210㎎
生乳ジャージー種140㎎

カルシウムといえば。なんだかんだ牛乳はそれなりにカルシウムを含んでいる

先の表からもわかるように、
牛乳はカルシウムを含んでいます。ドリンクバーにおいてるグラス1杯がおおよそ200gとすると、1杯で280㎎摂取できることになります。
なかなか効率的に摂取できる食材といえるのではないでしょうか?

最近は牛乳を飲まない人も増えてきました。
食のスタイルの多様化で、昔は当たり前だった「牛乳神話」も最近では聞かなくなりました。
ちなみにbanacomamaは、ベジタリアンやマクロビオティックのスタイルを取り入れるようになってから、牛乳からはしばらく離れていました。
食生活に不要なものとして、避けるようになったのは、
「身体を冷やす」「牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物だから不自然」といった知識を得て、共感して取り入れました。
ただ、今は以前と少し考え方が変わっています。
目的があり、それを摂取しても不調を感じず快適に暮らせるのであればアリだと思っています。
(ただし、牛乳は、ノンホモをおすすめします。気になる方は一度、ググってみてくださいませ。)

そのため、我が家では常備はしていませんが、
いつもは豆乳を使うところを時々牛乳に変えて味を変えて楽しむような目的で摂り入れています。

banacomamaのように牛乳を摂りすぎると頭がボーッとするなど、身体への負担を感じる方は摂取する量を調整する必要、もしくは摂取することそのものを検討する必要があるかもしれません。
自分の身体に起きていることに耳を傾けて、心地よい食生活と心地よい身体づくりを実現していってください♪

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