お世話盛りの赤ちゃんを前にして、
ふと頭をよぎるのは、上のコのこと。
(上)4歳4か月の娘、(下)間もなく3か月の息子を子育て中のbanacomamaです。
「下の子は癒し」と先輩ママたちからよく聞いていましたが、見事に我が家もその通り。
1人目の経験があるからか、息子との時間はとても穏やかです。
そんな中で、際立ってくるのが——上のコへの悩み。
ある日の一コマを、振り返ってみます。
とある日の一コマ
「キャハハハハ〜!」
下のコの寝かしつけ中、寝室に飛び込んでくる上のコ。
我慢させているのではと気になっていた私は、
その無邪気な姿にホッとして、いつもは注意しないことも多いのですが、
この日はなぜか、ワッと怒りがこみ上げてきました。
「今寝かしつけしてるんだよ!?どうして大きな声で入ってくるの!?起きちゃったらどうするの!?」
言葉が止まらず、次から次へと出てしまいました。
上のコは泣きながら、パパの元へ走り去っていきました。
そして私は——自己嫌悪の渦に。
上のコへの悩み=自分への悩みだった
なんであんなに怒っちゃったんだろう。
最近、怒りがコントロールできないことが増えている。
ママのこと大好きで寄ってきてくれるのに、どんどん嫌われちゃうかも…。
そんなふうに自分を責めてしまう夜。
気づけば「上のコへの悩み」ではなく、
「自分自身の振る舞い」への悩みになっていました。
理想の母親像と、現実の自分。
そのギャップがつらくて、自分にがっかりしてしまう瞬間です。

タイトルに「ドキッ」としますが、そうではなく、寄り添いや気づきをくれる本のようです。実は娘が小さい当時はこのタイトルをみて「今怒られたら泣いちゃう。無理。」と思って、手が出せなかったのですが、小学3年生になった今口コミを見てみたら、どうやら当時欲していたような内容のようです。
近々読んでみようと思っています。
子どもへの接し方に悩む
誰しも「こうありたい」という理想の親像があります。
意識していても、いなくても。
どんなときも子どもの気持ちを尊重して、
あたたかく、優しく、朗らかなママでいたい。
そう思っていた私は、鬼の形相で怒鳴る自分に、目も当てられない気持ちになりました。
「理想からかけ離れた自分」を受け入れるのは、簡単ではありません。
でも、それも“今の私”なんですよね。
怒りのコントロールができなくて悩む
自己嫌悪に陥るときは、たいてい「怒ってしまった」とき。
でも、怒りの感情そのものは悪いものではありません。
問題は、それを“爆発させてしまうこと”なんです。
怒りを「悪」と決めつけてしまうと、
怒りを感じた自分まで否定してしまい、
その反動で感情が一気に噴き出すことがあります。
怒りに厳しい人ほど、実は怒りに振り回されやすい。
抑え込もうとするほど、エネルギーを消耗してしまうのです。
ママ自身の課題を乗り越えるには
怒りのコントロールの第一歩は、
「怒っている自分を認める」こと。
怒ってもいい。
疲れてもいい。
そう思えるだけで、少しだけ心が緩みます。
もちろん、言うほど簡単ではありません。
「怒る自分を許せない背景」には、
幼い頃からの経験や「完璧でいなきゃ」と思い込んできた記憶があるかもしれません。
完璧主義な人ほど、できない自分を許せず、
子どもにも“完璧”を求めてしまうことがあります。
でも、そうした気づきこそが前進のチャンス。
無意識に反応してしまっていた自分を意識できた瞬間、
ママとしてだけでなく、一人の人として成長している証拠です。
ゆっくりでいい。正解なんて、ググっても出てこない
子育ての正解を探して、つい「母 娘 理想 関係」と検索した私。
出てくるのは“毒親”とか“芸能人親子”とか、求めていない情報ばかり(笑)
結局、「ここには答えがないな」と気づきました。
焦らない、固執しない。
ゆっくりでいいから、だいたい前に進めばOK。
完璧じゃなくていい。
今日もちゃんと、がんばってる。
そう思えたら、それがもう、十分なんじゃないかな。
あとがき
「怒ってはいけない」と思っていたあの頃の私に、
そっと伝えたい言葉があります。
怒るのも、泣くのも、迷うのも、全部“生きてる証拠”。
正解を探すより、自分を少しずつ許していこう。

