完璧じゃなくていい!30・40代ママのための“ほどほど無添加”との付き合い方

食と健康
この記事は約5分で読めます。

「無添加生活」は選択であって義務じゃない

「子どものために」「自分の健康のために」と、無添加を意識した食生活を始めた方は多いのではないでしょうか。
けれど、完璧を目指そうとすればするほど、ストレスや罪悪感がつきまといがちです。

私自身、かつては無添加、マクロビ、ヴィーガン、ローフードなど、さまざまな食生活に挑戦してきました。
一つのやり方に傾倒すると、いつのまにか視野が狭くなってしまう——そんな“怖さ”も感じてきた経験があります。

だからこそ今は、「完璧じゃなくていい」と、自分に許可を出すようにしています。
“今日の選択が私と家族にとって心地よいか”を軸に、柔軟な無添加との付き合い方を目指しています。

どこで「ほどほど」を決める?自分ルールの作り方

無添加生活を続けるうえで、最初に考えたいのが「どこまでを無添加にするか?」という基準づくりです。

例えば、次のような自分ルールがおすすめです。

  • 子どもが体調を崩しやすいときは、添加物少なめの食事を意識
  • 外食やお呼ばれの日は割り切って楽しむ
  • 加工品を選ぶときは「無添加寄り」を意識
  • お菓子は週末だけ“ちょっといい素材のもの”に

無理をせず、生活や家族の状況に合わせて「ゆるく決める」。
それが続けやすさにつながります。

生活に取り入れる「ゆる無添加」の基本ステップ

「無添加、難しそう…」と思うかもしれませんが、まずは日常に取り入れやすいところから始めましょう。

たとえば…

  • 調味料を“無添加”のものに変えてみる(味噌、しょうゆ、だしなど)
  • スーパーでは加工品より素材中心で選ぶ
  • 忙しい日は無理せず市販品を活用する
  • おやつは「ドライフルーツ+ナッツ」など、準備が楽で満足感のあるものに

特に印象的だったのが、真夏の空手大会で子どもに持たせた添加物入りのシャーベットゼリー。
暑さ対策として「今、必要なこと」に目を向けて選んだ結果でした。

“その時の目的に適っていればOK”という判断は、健康意識と現実のバランスをとるうえで大切な視点です。

無添加生活を続けるコツと折り合いのつけ方

“がんばりすぎないこと”が、長く続けるためのコツです。

「今日は無理だから○○を使っちゃおう」「忙しい週は冷凍食品で助かろう」
そんな風に自分にやさしくできると、罪悪感に悩まずにすみます。

そしてもうひとつ大事なのが、「五感を大切にすること」。

・なんとなく美味しく感じる
・安心できる香りがする
・疲れているときに、温かいスープでほっとする

この“感じる力”をベースに選んでいくと、無添加生活はもっと楽しいものになります。

具体例で見る「ほどほど無添加」の実践例

わが家で意識している“ほどほど無添加”のスタイルを一部ご紹介します。

シーン無添加できる範囲妥協ポイント
平日の夕飯素材+調味料の簡単手作り習い事や急な用事などで手作りが厳しい時は総菜・外食あり
外出・イベントおにぎりやフルーツを持参市販ジュースやお菓子もあり
おやつ焼きいも、手作りプリンや杏仁豆腐、手作りパン外出先で食べる市販おやつOK
忙しい日の夜無添加レトルトや無添加冷凍食材で調整外食で済ませるのも選択肢のひとつ

「どこを手作りして、どこで手を抜くか」のメリハリを持つと、心にも時間にも余裕が生まれます。

値段や手間を気にせず、無添加を賢く取り入れるヒント

無添加の食品は価格が高いイメージがあるかもしれません。
でも、手間やコストを抑えながら取り入れる工夫もあります。

  • 調味料は“少し良いもの”を買い、食材はシンプルに
  • 無添加でもコスパのよいメーカーを見つけてリピート
  • ネット通販や自然食品店のまとめ買いで節約
  • 「作ったほうが高い・手間がかかる」ときは市販品に頼る

価格や手間と相談しながら“無理せず続ける”ことが、長い目で見ると結果的に賢い選択になると感じます。

“無添加”より大切な視点って?総合的な食選択の考え方

ここまで書いてきましたが、実は私自身「添加物=悪」とは思っていません。

それよりも、

  • 食べる量や頻度
  • 食材のバリエーション
  • 調理法や食べるタイミング

…など、食の“全体バランス”のほうが体感的に影響が大きいと感じています。

子どもとの暮らしでは、「イベント=楽しい」「みんなと一緒=うれしい」という気持ちのほうが、体にとってもよい影響があると思うこともあります。

長く続く「ほどほど無添加」生活のための心構え

無添加を取り入れることで、“自分と家族を大切にする時間”が生まれます。

でも、それが「~しなければ」「~してはいけない」に変わったとき、心はどんどん苦しくなります。

  • 小さな一歩から始めよう
  • 自分にやさしく、家族にやさしく
  • 失敗も経験と受けとめよう
  • 今日は今日、また明日から

そんな風に、自分と折り合いをつけながら、五感がよろこぶ暮らしをこれからも続けていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました