【第3回】抗酸化と抗糖化、どう違う?老化を防ぐ2大アプローチをわかりやすく解説!

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はじめに

「アンチエイジング=抗酸化」と思っていませんか?

実は最近注目されているのが、「抗糖化」というアプローチ。
抗酸化と抗糖化はどちらも老化に関わりますが、そのターゲットも、メカニズムも違うんです。

今回は、そんな2つの違いと、両方からケアすることの意味についてわかりやすく整理します!


抗酸化とは?活性酸素をやっつける防衛チーム

  • 酸化とは:紫外線・ストレス・加齢などによって体内に発生する「活性酸素」が細胞を傷つけること
  • ダメージ例:シミ・シワ・動脈硬化・免疫力低下など
  • 主な成分:ビタミンC、E、アスタキサンチン、ポリフェノール類など
  • 食品例:ブルーベリー、緑茶、トマト、鮭、ナッツなど

抗糖化とは?“AGEs”の生成をブロックする若返り防止チーム

  • 糖化とは:余分な糖と体内のタンパク質が結びついて、「AGEs(終末糖化産物)」を生成する現象
  • ダメージ例:肌のくすみ・たるみ・関節や血管の劣化・生活習慣病の進行など
  • 主な成分:カルノシン、ルテオリン、シナモン、マンゴスチン由来ロダンテノンBなど
  • 食品例:シナモン、ハーブ類、大豆製品、緑茶など

抗酸化と抗糖化はどう違う?

項目抗酸化抗糖化
主な原因紫外線・ストレス・加齢高血糖・糖質の過剰摂取
狙い活性酸素を除去し細胞を守るAGEs生成を抑え老化を防ぐ
主な成分ビタミンC/E、アスタキサンチンなどカルノシン、マンゴスチン、ハーブ類
主な対策抗酸化食品の摂取、紫外線対策など血糖値コントロール、低GI食・調理法
関係性糖化が酸化を促進する(逆も然り)→ だから両方のケアが重要!

両方からケアするのがベストな理由

  • 酸化と糖化は“老化の二大巨頭”
    どちらか一方だけの対策では、アンチエイジングは不完全!
  • 相乗効果が期待できる
    アスタキサンチン×マンゴスチンのように、組み合わせで効果UP!
  • 生活習慣全体を見直すチャンスになる
    食事・睡眠・ストレス・運動…抗酸化・抗糖化はまさに「生き方の見直し」につながります。

まとめ

「抗酸化は知ってたけど、抗糖化は初耳だった」という方も多いかもしれません。
でも、老化を“根本から”防ぐには、どちらの視点も欠かせないんです!

次の記事では、実際に抗糖化を意識した生活習慣や食事の工夫についても深掘りするかもしれません…(続編希望があればぜひ!)


参考資料一覧

  1. 日本抗加齢医学会「抗糖化とは」
    https://www.anti-aging.gr.jp/professionals/senior/glycation.html
  2. 厚生労働省「AGEsに関する解説」
    https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/09/dl/s0920-6b.pdf
  3. アスタキサンチンの研究論文(PMID: 30271316)
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30271316/
  4. マンゴスチン由来ロダンテノンBに関する臨床報告(日本新薬)
    https://www.nippon-shinyaku.co.jp/
  5. 食品成分データベース(文部科学省)
    https://fooddb.mext.go.jp/
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