ナッツは栄養価が高く、健康に良い食品として知られていますが、保存状態や取り扱いによってはカビ毒、特にアフラトキシンのリスクが存在します。アフラトキシンは強力な発がん性物質として知られており、ナッツ類の摂取に際して注意が必要です。
アフラトキシンとは
アフラトキシンは、アスペルギルス属のカビ(Aspergillus flavus、Aspergillus parasiticus、Aspergillus nomiusなど)が産生するカビ毒(マイコトキシン)の一種です。これらのカビは、穀類、落花生、ナッツ類、トウモロコシ、乾燥果実、ほこり、土壌など、環境中に広く分布しています。アフラトキシンは自然界で最も強力な発がん性物質の一つとも言われ、ヒトや動物に急性の肝障害を引き起こすことや、遺伝毒性および発がん性が知られています。
食品安全委員会は、アフラトキシンB1を「遺伝毒性が関与する発がん物質」としています。(食品安全委員会)
日本の基準と輸入時の検査
日本では、総アフラトキシンが10µg/kgを超える食品は、食品衛生法違反として流通できません(2011年10月から)。(厚生労働省)
違反が見つかった国・品目には、輸入のたびに検査を義務づける「検査命令」が出されます。最近の例は、厚生労働省のページで確認できます。(厚生労働省 検査命令の例)
日本人はどのくらいとっている?
食品安全委員会によると、日本人がアフラトキシンを主にとっているのは、ピーナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどからです。摂取量は、多い人でもごくわずかと見積もられています。(食品安全委員会)
アフラトキシンの影響と対策
アフラトキシンは熱に強く、加熱調理では分解されにくいため、食品中に残留しやすい特徴があります。そのため、ナッツ類を摂取する際には以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できる製品の選択:品質管理が徹底された信頼性の高いメーカーや販売店からナッツを購入する。
- 適切な保存方法:ナッツは湿気や高温を避け、密閉容器に入れて冷暗所で保管する。
- 摂取前の確認:ナッツに異臭や変色がないか確認し、異常がある場合は摂取を避ける。
まとめ
ナッツは健康に良い食品ですが、カビ毒であるアフラトキシンのリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。信頼できる製品を選び、適切な保存方法を守り、安全にナッツを楽しみましょう。
わが家が実際にどうナッツを選んでいるかは、こちらにまとめています。


