大雑把が13年続けられたゆる無添加のはじめ方~おうちだけ無添加ごはん~

こんにちは!ばなこままといいます。

こちらの記事に興味をもっていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。
ワタシは23歳の頃から無添加食品やオーガニックの世界に足を踏み入れ、現在35歳です。
全然、長続きしないタイプなのですがこれだけはずっと続けています。
ヴィーガンやマクロビも経験していますが、今は特に属している食事スタイル・肩書はありません。
自分にあった健康食を楽しんでいます。
身体も心も軽やかでいられること、食事はそのひとつの手段だと捉えています!

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無添加とは

いいイメージのある「無添加」という言葉ですが、厳密には「特定の何かを添加していない」ということになります。特定の何か、に基準はありません。
つまり、添加物がゼロとは限らないし、もっというと添加物に指定されていないものでも安全性が疑問視されているものもあるため、自分が考えているような安全でやさしいものかどうかは全く不明…ということになります。
商品のパッケージ裏を見て、原材料を確認することで判断が必要となります。(※)

※キャリーオーバーの心配があるメーカーさんの場合は、記載されているものに限らない可能性もあります。

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無添加ごはんのキッカケ

無添加という言葉に無縁だったワタシが23歳の頃、甲状腺の病気を患ったことと彼氏(現:夫)の長年の持病を直したいと思ったことが影響して、徐々に調味料や食材の選び方が変わっていきました。
キッカケとなる出来事は、彼氏が突然「俺明日から肉辞める」と発言したことでした。

ホントに突然…。

いきなりベジタリアンになったカップルの反省。無添加生活は計画的に!

彼氏の突然のベジタリアン宣言により、いきなり動物性食品が消えた食事が始まりました。が、結果は散々なもので、3日目にして限界、その日の夜のうちに「肉辞める」のを辞めました。

そりゃそうなんですよね、
だってそれまではお肉があってこそ成立するようなお料理ばかり。味も物足りないし、ボリュームも物足りないし、募るのは不満ばかり。
食卓が死んでいました(笑)

3日目にお互いに口を開いて、辞めよう、と伝え合いました。本当に限界でしたね(^^;

無添加食品をおうちごはんに取り入れる

ベジタリアン生活は3日目にして終了を迎えましたが、それをキッカケに調味料や食材の見直しが始まりました。「無添加」というものに興味があったわけではなく、ベジタリアンを始めるにあたり「有機野菜がおいしい」とか「農薬が~」というこれまであまり縁のなかったキーワードが心に残っていてお野菜について調べ始めました。同じ頃に、長期醸造の調味料の存在を認識して、そちらも調べるようになりました。

無添加生活のスタート~調味料の変更~

無添加調味料という括りで探していたわけではないのですが、なにやら身体に優しそうな調味料を探していくと「長期醸造」というのがキーワードになりそうだなと感じました。そして、調味料とひとくちに言っても全然違うのかも…と感じ、実際に試してみることにしました。
どの商品を試してみるか、いざとなったら、それがどんなふうに作られていてどんなメーカーさんが作っていて、どうしてそれがいいのか、などいろんなことが気になり始めました。

無添加で長期醸造の味噌

最初に購入した無添加系の調味料は、味噌・油・糖・醤油・塩です。
まずは味噌について。
菌が生きている生みそを選びました。初めて食べたとき、舌にあたったときに感じるものが全然違って感動しました…。ほんと、「ゼンゼンチガウぞ…」と。
お味噌をなめて美味しいと思うなんて、初めての経験でした。

無添加で低温圧搾(コールドプレス)の油

次の無添加系調味料は、古式玉締めの低温圧搾のごま油と有機のエクストラバージンオリーブオイルを選びました。
油単体での違いはさほど感じませんでしたが、
炒め物や揚げ物をした後の後味の違いに驚きました。
すごく軽い…!!なんだコレ!!(笑)

オリーブオイルに関しては、特に本物を選ぶのは難しいです。
パッケージに書いていること、高級な価格、あてにならないほど闇が深いとも言われています。
ただ、スタートを切るにはこれくらいの情報を持って選ぶだけで十分だったと、今でも思っています。

無添加の糖

次の無添加系の調味料は、てんさい糖です。てんさい糖の軽やかな味、淡い色味など感覚的に好みでその魅力にハマりました。血糖値の上昇が白砂糖よりゆるやか、と言われているのは嘘じゃないのを実感できる後味に感動しました。やさしいお砂糖だな、と思っていました。

のちにきび糖や甘酒も多用するようになりますが、しばらくはてんさい糖一筋でした。

無添加で長期醸造の醤油

無添加系調味料、続いては有機のお醤油です。杉樽で醸造されているもので、味に感動しました。まろやかで、味でも香りでもかすかに甘みを感じました。
この時選んだお醤油が結局大好きで、いろいろ浮気してはそのお醤油に戻っています。今は、必ず常備しておき、他のものに冒険するときでもその醤油をストックしたうえで安心して冒険しています。

無添加で自然な製法の塩

続いての無添加系調味料は、お塩です。海の精というお塩を選びました。
舐めてびっくり、「なんじゃこりゃ!?」と声が出た、ような気がします。
それくらい、衝撃でした。
このお塩はいわゆる食卓塩とは全くの別物です。「うまい!!」とハッキリ感じます。ミネラルの存在をすごく感じるお塩です。
今でも愛用しています。

無添加調味料との出会いのあとに。オーガニックや農薬を使わない農法との出会い。

調味料を少し変えた後、野菜についても調べ始めました。
当時、埼玉の田舎の方に住んでいたのですが無人の野菜販売所(ちっちゃな小屋の中に野菜が並んでいて、お金をこれまた小さな箱に入れるタイプの販売所です。)が近くにありました。
よくよく見ると「有機野菜」って書いていて、「お!」と思って人参を買って帰りました。
その人参は色がめちゃめちゃ濃くて立派なサイズ、「どれどれ」と思って食べてみると思わず「ブッ」と吹いてしまいました…。
味とにおいがものすごくきつくて、受け付けない感じだったんですね。

「有機ってそうなの?」「いいやつってそうなの?」と思いつつも、違和感を感じて調べ始めました。
たぶん、これがオーガニックの世界に足を踏み入れるキッカケになった気がします。

その無人販売の場所や店構えは今ではうろ覚えですが、
強烈な味とにおいに衝撃を受けたことだけはよく覚えています。

今思うと、たぶんあれは、オーガニックではなかったのではないかなと思います。かなり怪しい…(笑)

無添加とオーガニックの違い

無添加については先に触れたように、発信している人が決めた特定のものを添加していないもの。明確な規定はありません。
オーガニックについては、明確な規定があります。「有機」も同様です。
規定から外れて表記するのは違法です。

オーガニック(有機)とは

野菜に使われるイメージが強いですが、実は加工食品などにも使われます。

有機JASマークは

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。

農林水産省HP>有機食品の検査認証制度 より

ちなみに無農薬、農薬を全く使用していないというイメージを持っている方も多いですが、使用してOKな農薬が複数規定されています。

また、有機JASの認定には他にも細かい規定があります。一言では言い難いくらい…例えば、その畑で栽培を開始する3年以上前から規定に沿った環境であること、周辺から飛散してくるものについても規定があること、など。

ご参考までに、以下共有しますね。

細かい規定、使用してOKな農薬もアリ

有機農産物の日本農林規格

さらに、
オーガニックとは食べ物に限らず暮らし方、生き方を指すこともあります。

国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目を掲げています。

オーガニックは有機栽培のみならず、「オーガニックライフ」という言葉で表され、暮らし方や生き方まで広い意味を指していることもあります。(ざっくりと。)

無添加生活で出汁とドレッシングの出番が激減

オーガニックの話が長くなりましたが、ワタシの無添加生活の話に戻します。
無添加生活によって、早い段階で姿を消した調味料があります。これまでとても存在感のあった調味料で、絶対に欠かせないもの、と思っていたのに…。
「ほ〇だし」です。顆粒出汁、出汁調味料です。
何を作るにもお世話になっていたので、自分でも信じられないなーと感じるところですが、特に苦痛なくなくせました。
理由は2つ。
長期醸造の味噌と醤油と塩が美味しすぎたから。
もう一つは、酵母エキスの入った顆粒出汁に変えたから。

無添加だと思ってたのに。酵母エキスが添加物の一種だなんて知らなかった

無添加ライフをはじめてしばらくの間、「酵母エキス」が添加物の一種だなんて考えもしませんでした。安全なものと思っていました。日本の制度的には確かに添加物ではありませんが、気をつけたい食品だと考えるようになってからは、使わなくなりました。
ただ、以前使っていたものに比べてシンプルになったし、いいかな?どうかな?とは思います。
手軽でおいしい顆粒出汁をいきなりなくすのは不安、という方に対して真っ向から否定はできないなぁというのが正直なところです。(酵母エキスについてはまた別な記事で触れたいと思います!)

ただ、お味噌汁に関しては、出汁なしでも満足できました!
これは、お味噌の美味しさだけでなく、野菜をごま油で炒めたものを具材にすることで風味のあるお味噌汁ができるためだと考えています!

ちなみに、
現在は酵母エキスの入った顆粒出汁は使っていませんが、手作りの無添加出汁(粉)を時々作ります。
ミルサー的なものがあればそれこそ簡単です。

合わせて読みたい

ミルサーがあれば!お手軽に無添加粉末出汁が作れる!(準備中)

無添加生活を外食に求めることは難しい

おうちごはんが無添加になるまでのことに触れてきましたが、無添加を始めてしばらくの間、外食にとっても否定的だった時期があります。
なぜなら、その視点で見ると、食べられるものが全然ないから。
世の中への不信感もつのるし、やたら胃もたれを感じるし、外食をまったく楽しめなくなりました。
心の病、に近い状態だった気がします(^^;

捉え方、考え方はそれぞれなので正解はないです。
ワタシと家族のちょうどいい塩梅を探して今行き着いているのが、我が家の今の選択です。

いかがでしたでしょうか。
無添加を始めたキッカケって結構いろんなお話が聞けるかも?と、自分で書いてて思ったのでいろんな人の話も聞いてみたいなと思いました。
ワタシは、自他ともに認める飽き性で、今までいろんなことを辞めてきました(笑)
ので、几帳面でもなければマメでもありません。
付き合い方、捉え方、続けやすい仕組みづくりができてくるとあれよあれよという間に習慣になったのかなーと思っています。

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