誰だって、ニコニコ笑顔の優しいママで毎日過ごしたい。
でも、それがいかに難しいことか、経験した人がほとんどなのではないかなと思います。
目次
怒ってしまうパターン
怒るポイントは人それぞれですが、
その人の怒るパターンというのは決まっています。
怒ることを減らすうえで、
そのパターンを知ることもとても有効です。
自分が怒ってしまうケースを思い返して、共通点を探してみます。
繰り返すのは仕方のないこと
自分が怒ってしまうパターンを知らないと、繰り返してしまうのは当然の結果です。繰り返さないためには、自分のパターンとその原因を知ることが大切です。
また、ホルモンバランスが崩れている時にそうなりがち…というパターンがありますね。原因がわかっても対策が難しいケースもありますが、これも手に負えないものとして野放しにせず、一度、どういうときにホルモンバランスが崩れていそうか、考えてみると意外と原因が特定できることもあります。
ちなみに私の場合は、寝不足は大きく影響を与えることを自覚したので、
それを知ってからは家族に予め予告をするようにしています。
「今日寝不足なので、ちょっと調子悪いかも。タイミング見つけて寝るようにするね。」といった感じで、私は本日危険です、とアピールしておきます(笑)
怒るのをやめてみたら?って簡単に言わないで
「言うは易く行うは難し」です。
頭でわかっていても、行動するのがこんなに難しいことはありません。
「やめれるもんならやめてるわ!」と言い返したい気持ちにさえなってしまう。
すでに追い詰められているママをこれ以上追い詰めないで。
これなら試してみたい!と思えた「怒るのをやめる」方法
怒りというのは二次感情です。
その前に一次感情があり、それは寂しさや不安であることが多いです。
一次感情を知り、
怒りの原因、正体を知ることで見える世界が大きく変わります。
私が初めてその経験をしたのは、ヨガを通じてでした。
ここでは詳細は割愛しますが、
ヨガは身体を動かすエクササイズ的な面が印象強いかと思いますが、ヨガ哲学というものがあります。これは、心を波立たせないための教え・鍛錬の方法をまとめたようなもので、すべての人にとても役に立つものだと思います。
この教えがまとめられている聖典を元に、日常生活でそれを実践していたとき、
根深かった実親との課題の本当の原因に出会い、衝撃を受けました。
本当の原因を知っただけで、視界も心も明るく軽くなり、見えていたものがガラリと変わりました。心にのしかかっていたものがパァーっと晴れていく感覚を今でも覚えています。もう、5年以上も前のことです。
また、育児書や心理学系の本を読むことが大好きで、
良書に出会うべくいろいろ漁りました。
怒りに対しては、「アンガーマネジメント」という言葉が日本でもだいぶ浸透してきましたね。
いろいろな良書を目にしましたが、いずれも私がヨガで出会ったような「本当の原因」を知ることが大切だという見解でした。
「インナーチャイルド」を癒すこともそれと通じます。
本当の原因を知ると、それだけで世界は変わります。
別人になったような感覚もあります。生まれ変わったような。
でも、これは過去を掘り下げる作業のため、
少々リスクが伴います。本人の精神的負担が大きいので、サポートしてくれる人や機関の元で行うことをおすすめします。
また、一度ですべて完了するものでもない、という感触があります。
実際私も、生まれ変わったように考え方が変わった経験をしましたが、
それでもすべての課題が晴れたわけではなく、
時とともに別な課題がやってきます。
「まだ、あったのか…」
と驚きます。
何かしら課題を持ちながらも、毎日毎分毎秒向き合わなければいけないのが子育てですね。
残念ながら「課題が解決してから」、なんて言ってられません。
そんな状況で、自分の心をすり減らさずに「ここぞ」という時を乗り越えたい、と思っていたときにやってみて面白かった方法が
ハグorキスです。
ある朝のこと。
もうすぐ幼稚園のバスがくる…
なのにTVを消さずに「まだ見たい」とグズる4歳児。
観る前に約束したのに…
毎日のことなのに…
まだ言うか…
イライラがどんどん募ります。
下のコを抱っこしながら、バキバキに凝った肩と背中の痛みを感じながら、
「怒っちゃいけない。我慢我慢。」と自分に言い聞かせてみる。
けど…
まずい……!限界!
そんなときに、
(無言で)
ハグ。
一呼吸おいて、
「よ~しよし♡そんなに観たいか♡はい、支度しよう。」
あほになったつもりでやってみました。
なんとこれ、
自分の高ぶった気持ちが少しクールダウンするようで、いつもなら怒ってしまうところで怒らずにすみました。
なんだかんだ、バスに遅れることはできないというのを理解している娘なので、
悲しげな感じでぶつぶついろいろ言っていますが結局は仕度をして無事にバスに乗れました。
こちらが怒ろうが怒らなかろうが、
彼女はいつも通りルーティンをこなすのです。私が怒らなくても、バスには遅れずに乗れます。
要は、私は怒らなくていいのです。怒ることを、選択しないように自分自身に対して仕向ければいいのです。
ハグをしなさい、と言われても「無理がある」と思う気持ちには共感できます。
でも、そう思っていた私がそれを受け入れられたのは、
ハグによってプラスの記憶、愛情が貯金されると考えるようになったから。
私は、
子どもに負の意識を潜在的にすりこんでしまうことを恐れいていて、避けたいと考えています。まさにそれをやってしまいそうなタイミングに、むしろ逆のプラスの機会に転ずることができるのなら、お得!と思いました。
なかなか、プラスの貯金ができていないと反省することも多い中、
その機会にできるなら、むしろ喜んで!と思いました。発想が転換し、「これだ!」と何か道が拓かれたような感覚になったことを今でもよく覚えています。
「怒っちゃうぞ」と思うたびに愛情が貯金される
発想の転換が起きてから、この方法を取り入れてみました。
今までならグググッと無理な我慢をしていたか、怒っていたところで、
嫌なストレスもためずにプラスの貯金までできる…
毎回できるわけではありませんが、貯金をしているせいか、
怒ったときもあまりあとをひかなくなりました。これは罪悪感が減ったためだと考えられます。
まとめ
なにも、たった1度怒っただけで、
負のすりこみ、負債を与えてしまうと考える必要はありません。
当然、怒ることはあるし、怒ることがすべて悪ではありません。
ただ、自分で猛省したときは自分が一番気づいていると思いますが、それはよくない怒り方だったのだと思います。
それを少しでも減らせる方法を、模索している人にむけて私の実体験からこんな方法もご紹介させていただきました。