【第2回】全部同じじゃない!カリウムサプリの種類と選び方、完全ガイド

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はじめに

ケトジェニックダイエット中に不足しやすいミネラルの一つが「カリウム」。
むくみや倦怠感、筋肉のつりなど、カリウム不足は見過ごせない体調トラブルを引き起こします。

でも、サプリ売り場で「カリウム」とだけ書かれたラベルを見て
「どれを選んだらいいの?」と迷ったことはありませんか?

今回は、そんなカリウムの種類と特徴の違いについて、やさしく&深掘りでお届けします!


カリウムの基本的な働きとは?

  • ナトリウムの排出を助けて、血圧やむくみのバランスを整える
  • 筋肉・神経の調整をサポートし、疲労やけいれんを予防
  • 細胞の浸透圧を一定に保ち、体内の水分バランスをキープ

カリウムサプリの3つの主要タイプ

塩化カリウム(Potassium Chloride)

  • 特徴:即効性があり、むくみに速攻でアプローチ
  • 用途:塩分過多、むくみ対策、ケト中のミネラル補給に◎
  • 注意点:空腹時は胃を刺激する場合もあるので、食後に摂取がおすすめ

グルコン酸カリウム(Potassium Gluconate)

  • 特徴:吸収が穏やかで胃にやさしい
  • 用途:体力低下・慢性むくみに悩む方におすすめ
  • ポイント:アメリカ製サプリによく採用されており、低刺激で続けやすい

クエン酸カリウム(Potassium Citrate)

  • 特徴:尿のアルカリ化を助ける
  • 用途:尿路結石の予防、疲労回復、乳酸対策などに活用
  • こんな人に:アスリートや筋トレ時の体調管理にぴったり

早見表:目的別に選ぶならこれ!

目的おすすめカリウム主な効果
即効でむくみを取りたい塩化カリウムナトリウム排出をサポート
胃腸が弱い、継続したいグルコン酸カリウム穏やかな吸収で胃にやさしい
運動後や疲労が抜けにくいクエン酸カリウム疲労物質(乳酸)を分解しやすくする
尿酸値や結石が気になるクエン酸カリウム尿をアルカリ化し、排出しやすくする

市販されている人気カリウムサプリ例

  • ムクリア(塩化カリウム):むくみやナトリウム過多が気になる人に人気
  • 21st Century(グルコン酸カリウム):胃に優しく、体力維持に
  • NOW Foods(クエン酸カリウム):アスリート・尿トラブル予防向けに採用

まとめ

カリウムは「どれも同じ」ではなく、種類によって特徴も得意分野も違います
体質や目的に合ったものを選ぶことで、サプリの効果はぐんとアップ!

次回は、抗酸化と抗糖化という2つのアプローチの違いと関係について深掘りします。


参考資料一覧

  1. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」よりカリウムの役割
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html
  2. アメリカ国立医学図書館:カリウムの種類とサプリメントに関する解説(PubChem)
    https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Potassium

このあと、第3回「抗酸化と抗糖化の違いと関係性」へ進みます!お楽しみに!

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