ワーママが “気づくと全力になってしまう” 理由は、気力ではなく余白のなさにあります
まずお伝えしたいことは、メンタルがしんどくなるのは「気力が足りないから」ではないということです。
家事・送迎・仕事が重なり続ける日々。
どれか一つが軽くても、全部が並行すると心のスペースは薄くなります。
- 朝から晩までフルスピード
- 自分のペースを取り戻す時間がない
- ちょっとしたことで一気に疲れが押し寄せる
こうした状態は、怠けではありません。
境界線がにじむほど頑張りが積み重なったサインです。
完璧でいたい、迷惑をかけたくない──
その “ちゃんとしなきゃ” の積み重ねが、知らぬ間に疲労を蓄積させていきます。
「やらないこと」を一つ決めるだけで、心のスペースは戻ってきます
メンタルケアの第一歩は「行動を増やすこと」ではなく、「やらないことをひとつ決めること」。
例えば:
- 洗濯物はたたまない日
- 夕飯はつくらず“簡単でいい日”にする
- 連絡帳チェックは翌朝でOK
これだけでも、心にひと呼吸分のスペースが生まれます。
そして、家族への一言ルールが驚くほど効きます。
- 「今日は早めに休む日ね」
- 「今日はできることだけやるね」
短く、軽く伝えるだけで
自分を守るスペースが確保されていきます。
今日からできる「やらないことリスト」の作り方
① 小さな一つだけ手放してみる
最初から完璧なリストは不要です。
「今日はこれだけやめる」を一つ決めるだけで十分。
② 全力モードから“ほどほどモード”へ切り替えるサインを決める
体のサインはとても正直です。
これらは、境界線が揺らいだ合図。
「今日はほどほどモードでいこう」が自然に選べるようになります。
③ 生活の“余白ポイント”を増やす
無理を減らすと、回復力は自然と戻ってきます。
小さな余白が積み重なるほど、心も体も軽く整い始めます。
私が実践している「負担をそっと減らす仕組み」
ここからは、実際にわたしが試してきたことの中で効果があったものです。
やめたこと
- 平日の凝った料理、ちゃんとした料理、品数の多い料理
- 毎日の掃除
- 食べ過ぎた日でも3食用意すること
- 子どもと一緒にベッドに入って寝かしつけをすること
整いやすい生活の小さな仕組み
- 野菜とたんぱく質はスムージーで摂れるよう材料を常備
- 子どもがルール違反や「おかしい」と思う行動をしたらその場で叱る、怒っている感情も出す
- かつお系のだしがほしいときはなるべく鰹節をそのまま投入する
- 定期便にできるものは定期便に設定する

我が家のスムージーは10品目以上材料があります。
スムージーを日常に摂り入れたい方にぜひおすすめで、まずは押さえていただきたいのがケールとプロテインです!
全力じゃない日の自分も、尊重して良いのです
緩めることは、弱さではありません。
立派な自分の守り方です。
あなたは十分やっていて、
立ち止まる力もちゃんと持っています。
全力じゃない日の自分も、
そのままで尊重してよくて、
安心して力を抜いて大丈夫。
今日のあなたに、静かな余白が戻りますように。
よくある質問
●「やらないこと」を決めると家事が回らなくなりそうで不安です
一時的に回らないように見えても、負担を減らした分“回復力”が戻り、翌日のリカバリーが早くなります。
● 境界線を引くのが苦手です。どこから始めれば?
まずは「今日は休む日」と軽く宣言するだけで十分です。強い線を引く必要はありません。
● メンタルが疲れている時のサインは?
眠気・肩の張り・呼吸の浅さなど体の変化がヒントになります。医療行為ではなく、生活習慣の目安として捉えてください。
● 仕事と家庭の両立で罪悪感が出る時は?
“全部を全力”は誰も続けられません。
ほどほどモードを持つことで、周囲への良い影響も増えていきます。
最後に
Instagramでは、日々の整え方や “軽やかに生きる工夫” を発信しています。
気軽にのぞいてみてくださいね。
