白砂糖には怖いうわさがいろいろありますね。さて、実際はどうなんでしょう?有害な存在なのでしょうか?
また、白砂糖とよく似ていそうなグラニュー糖、違いはなんでしょうか?他にも白砂糖の代わりとして引き合いに出される黒糖やてんさい糖についてもまとめてみました!
目次
白砂糖こわいですか?
白砂糖に警鐘をならす情報が巷にあふれていますが、
みなさんが見てきた情報は次の中にありますか?
白砂糖にささやかれる噂「超絶に精製されている薬品まみれ」
まず、白砂糖の精製の方法を確認します。
- 不純物を凝集・沈殿・濾過させて取る
- 活性炭などに吸着させて取る
白砂糖の精製方法の概要は大方このような方法になります。
この精製について、化学的な処理を心配する声もありますが、
※漂白はしていない
※化学的な処理をして砂糖の物性を変化させているわけではない
純粋な砂糖の結晶だけを取り出したものなのだそうです。
純粋な砂糖の結晶は無色透明で、結晶が光を乱反射するために白く見える(※)のですが、それを漂白と誤解されることから、発展的にこわい化学処理をされているという噂も広がっているようですね。
※雪や氷が白く見えるのと同じ
白砂糖にささやかれる噂「血糖値、爆上がり。」
白砂糖の血糖値についてはよく聞く話かと思うので、ここではあえて、GI値うんぬんな話ではなくワタシの体験談をお伝えさせてください。
白砂糖を摂った直後、頭がボーッとすることはありませんか?
血糖値が爆上がりしている感って少~し注意深く観察すると、実感しやすいです。
あと、
説明はできませんが私は鼻水も出やすくなります。
(そういう方もいますよね?)
白砂糖にささやかれる噂「せっかくの栄養素を捨てている」
精製に精製を重ねて、
純度を高めた結果、そうなりますね。
白砂糖にささやかれる噂「酸性食品(人の身体は弱アルカリ性)」
白砂糖の有害性について、これは特にマクロビオティック界隈で言われることかな?と思います。
(私事ですが14年前、無添加を始めた頃はマクロビに傾倒していました。)
そもそも砂糖(砂糖水)自体のpHは中性です。
また酸性かどうか判断する方法として、食品を燃やして残った灰に残っている物質を調べて判断するという方法もあるのだそうで、その方法でも酸性とは出ないそうです。
でもマクロビ的な分類では「血液を酸性にする」「身体を酸性に傾ける」ということで、酸性と捉えています。
酸性問題について、ワタシとしてはこれ以上の精査はできていません。
白砂糖にささやかれる噂「中和させるためにミネラル大量消費」
白砂糖は酸性であるという問題を「正」として派生している話になります。
「カルシウム不足で癌になる」
「ビタミンB1の欠乏症による病気」
などと言われますが、これはさすがに言い過ぎだと思います。
確かに、白砂糖を摂ると体内のカルシウムは失われていきます。白砂糖には、ほとんどカルシウムが含まれないので、 必要なカルシウムは、他からの供給が必要となります。「カルシウム不足で癌になる」については、骨や歯から供給されて身体がボロボロに、癌になる…という感じで結論付けられているようです。
また、砂糖は体内で分解される時に、ビタミンB1が必要になります。
砂糖をたくさん摂ると、ビタミンB1も都度必要になるので摂取しにくいビタミンB1の無駄な消費は控えたいと私も思います。
ただ、「ビタミンB1の摂取量が少ないと、欠乏症になって、 鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、心疾患、脳疾患などの症状を引き起こしやすくなる…」といった表現は極端です。
どれだけ摂取したうえでの話かな、という点は不確かです。一度に摂取する量や、頻度などが不明瞭なロジックなので少し注意が必要です。
白砂糖が極端に悪にされるということに恐ろしさを感じるのは、他の食事や日常活動においても検討すべき余地はあるのに、それをしなくなってしまうことが懸念されるためです。
白砂糖にささやかれる噂「胃腸の働きが悪くなる」
「糖反射」という言葉もあります。
ただ、情報が少なくてこれについてはよくわかりません。
私の感覚的には共感です。
白砂糖に限らないのですが、糖を摂り過ぎたら結構身体のしんどさを感じるので、当然胃腸もしんどくなっていると思います。
ただ、これについても量であったり摂るタイミングや頻度についてもリサーチが必要ではないかなと思います。
白砂糖とグラニュー糖の違い
白砂糖とグラニュー糖について、ずばり違いは3つです。
- 粒の大きさ
- 質感(水分量)
- 味
私含め、恐らくみなさんがなんとなく感じていた違い、それが正解だと思います。
これを見ると、無添加的な基準では、違いはないともいえますかね。
黒糖やてんさい糖は含蜜糖!ただし…
含蜜糖とは搾った汁をそのまま煮詰めてつくる、お砂糖のことです。
そもそもお砂糖は、含蜜糖と分蜜糖に分類されます。分蜜糖とは、蜜を遠心分離機で振り分けて砂糖の結晶だけを取り出した、お砂糖のこと。精製度が高いのが特徴です。
黒糖やてんさい糖は無添加、ナチュラル思考の方ならおなじみのお砂糖ですね。
てんさい糖については「含蜜糖」という表記のあるものを買うのが無難です。というのも、分蜜糖の可能性もある、と私は思っています。
あまり言われていないことなのですが、自分なりに調べたことをまとめています。ご興味ある方は読んでみてください。
てんさい糖、全然ナチュラルじゃないじゃん!?(準備中)
また、お砂糖の分類についての詳細は長くなるので、こちらも別でまとめています。ご興味のある方はこちらの記事を読んでみてください。
お砂糖は14分類もあった!?やさしい含蜜糖といろいろ危険!?な分蜜糖(準備中)
ちなみに、白砂糖やグラニュー糖は分蜜糖です。
白砂糖は害?グラニュー糖との違い。~まとめ~
血糖値爆上がりはイヤ。他の糖で代替がおすすめ。
砂糖自体にあまりメリットがないので、どうせとるなら白砂糖ではなくなるべくローリスクなものを摂るのがおすすめです。
ただ、他の糖もあくまで白砂糖の代替に過ぎない存在。糖の摂り過ぎはリスクです。
白砂糖に比べて他の糖が「積極的に摂るべき」優れた食品、ということではないと考えています。
ある程度割り切って考えてもいいかも?