あっという間に過ぎる一日。
忙しいはずなのに一日の終わりには何も残っていない。
「あれ?今日一日、何して過ごしてたんだっけ?」
洗濯物の山を見ながら、むなしくそんなことを思う日の連続。
毎日がなんとなく過ぎる感覚は、言葉に表し難い悲しい気持ちを残します。
大丈夫!頑張ってる!
毎日忙しく一生懸命に頑張っているにも関わらず、そんな思いになってしまうなんて切なすぎます。
実はたくさんのことをこなして頑張っていることを自分自身で確認する方法をお伝えします。
目次
頑張っていることを確認する方法
まずは自分がどれだけのタスクを抱えているのか自覚します。
タスクの総量を把握するにはパッと目に見える形で視覚化するのがオススメです。そこで有効なのが付箋。
付箋1つに、タスク1つを書きます。
パッと視覚的に訴えたいので、長い文章にはせず端的に短い言葉にまとめます。
その後、付箋を1枚の大きな紙やボードなどに貼っていきます。重ならないように、一つずつ並べます。
抱えているタスクがこれで一目瞭然。思った以上に仕事を抱えていることに気付くと思います。
達成感を得よう
あとはこの付箋のタスクを1つ1つこなしていきます。
タスクが完了したら、付箋ははがします。
1つ終わるたびに1つはがす。
自分がタスクを捌いていく様子を客観的に眺めていくことができます。
達成感を得るメリット
誰でも、何かを達成したとき「嬉しい」「楽しい」といった喜びの気持ちを感じることができますよね。
頑張った自分を評価したい気持ち、満足感も感じられます。
科学的に見ると、達成感を得ると脳内に「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンは、分泌されることで情報処理能力や集中力を向上させます。
一方で、
不足してしまうとやる気の低下や記憶力の低下などの症状が出てしまいます。
こういったマイナスの要素を回避するためにも、
ある程度の頻度で達成感を得る必要があるといえます。
付箋を整える=頭を整える
家事、子育て、親せきや近所のイベントごと・・・
やることが多岐に渡るいわゆる「家仕事」。
考えることもその後にすることもたくさんあるのに、家仕事をこなす本人の頭の中は無秩序に散乱しがちです。
そもそも、家仕事においては、
整理整頓しようという発想がないこともあります。(会社ではやるべきことをリスト化している人でさえも。)
先に紹介した付箋を使う視覚化の方法ですが、
これをすると頭の整理がされていくのを実感することと思います。
なぜか。
まずは、視覚化できることで全体を把握できます。
そして、優先順位を決められます。
やるべきこととやる順番が決まれば、あとはやるだけ。
仕事量がわかり、
実際に付箋を動かしながら優先順位を決めていく作業によって
状況が視覚的に理解でき、頭もシンプルになっていきます。
細分化をする項目
付箋にタスクを書く際に、
1つの付箋に1つのタスクというルールを守るのがポイントですが、
「1つのタスク」は本当に1つになっていますか?
たとえば、
◆リビングの掃除
これを私の場合は以下のように細分化します。
◇リビングのラグの掃除機がけをする
◇リビングのフロアをモップ(ドライ)がけする
◇リビングのフロアをモップ(ウエットシート)がけする
◇リビングのテレビと棚と窓枠をはたきで掃除する
人によって、内容は変わってくると思いますが、一言で「掃除」と言ってもその内容は複数のタスクを含んでいることがあります。
できるだけ細かく作業を分けてみてください。
細分化のコツ
自分の仕事量を把握できていないうちは、できるだけ細かく・・・馬鹿らしいほどに細かくしてみてください。
たとえば・・・
◆洗濯ものを干す
これもまだ細分化できます。
◇洗濯物を取り出して、ハンガーに掛ける
◇洗濯機の扉を開けておく
◇ハンガーに掛けた洗濯物をベランダに並べる
◇タオルハンガーに小物を干す
◇ベランダを整える
◇洗濯物バッグを片付ける
なぜ、できるだけ細かくする必要があるかというと、
達成の回数を増やすためです。
タスクが完了したら付箋をはがしますが、
はがす付箋を多くすることで達成の回数、達成しているんだと認識する回数を増やすためです。
今まで視覚化することなく毎日務めてきた家仕事も、
タスクとして認識し、達成の連続であることを自覚してください。
細分化後の注意点
ここで注意してほしいことがあります。
リストアップした付箋のうち、やらなくてよいことが潜んでいないか確認してください。
本当に今日やらなくてはいけないのか、
そもそも本当にやらなくてはいけないのか。
なんでもかんでもすぐやらない
付箋でやることを視覚化し、優先順位を決めてきましたが、
この作業によってやらなくていいことも浮き彫りになります。
なんとなくやったほうがいいかな、くらいのことや、
あなたがやらなくてよいことまで抱えている可能性もあります。
効率的に作業ができる人は、やらなくていいこととやるべきことを見極めています。やるべきことにおいても、すぐにやったほうがいいことなのか後に回してよいことなのか、冷静に判断できるようになると理想ですね。
この作業を繰り返すことで、
頭の整理は早くなりますし、優先順位をつける試行回数も増えるので理想に近づけるはず!
まとめ
達成を認識する回数を増やし、頑張っている自分に気づきましょう!
達成の回数を増やすコツは、細分化。
また、この細分化の作業によって「やらなくていいこと」が浮き彫りになります。
やるべきことをやる。
すぐやるべきこととあとに回してもよいことを見極める。
やらなくていいことは潔くやらない。
毎日膨大な量のタスクをこなしている自分に気づき、
少しでも心を軽く過ごしてくださいね。