子育て中っていろんな人からいろんな言葉をもらいます。
みなさんどんなふうに対処してるのかな。
ワタシの場合は、上のコが産まれてから今までの環境ではだいたいの言葉は大丈夫だけど、ある特定の人から言われる言葉は大丈夫じゃないことに最近気づきました。
それはイイ先生。保育園のイイ先生、幼稚園のイイ先生、フラットに聞いていたつもりが気づいたら結構深刻に受け止めて息が詰まる想いになります。つい最近もありました。
娘が周囲と比較して遅れていると指摘された
子供の発達について幼稚園の先生に指摘されたこと
- 自分のやり方をお友達に強要する
- お友達の気持ちを考えることができない
- 今、この瞬間、自分がやりたいとおもったこと(やり方)を通したい気持ちが強い
面談中に先生の言葉を聞いて、
さらに詳細をヒアリングしてみると想像できるところがありました。
当時、年少さん(娘は8月生まれで面談があったのは冬頃でした。)赤ちゃんの頃から意欲が前面に出ているタイプで、なんでも「やりたい!」と言って、初めての環境でもイロイロと楽しむところがあります。
自分の気持ちを表現する語彙力は年齢以上、説教は聞いていませんが、それ以外の人の話はよく聞いて、人の動きもよく見ているので、何も言ってないのに「コレ使う?」と欲しかったソレを先回って持ってきてくれたりします。
そして、明るく活発で周囲からは「天真爛漫」とよく言われます。が、想像にたやすいかと思いますが、気も強いです。ハッキリしています。
根アカで、嫌なことも引きずらないのですが本来この年齢の子たちはだいたいそうなのかな、どうなのかな、と思っています。(どうでしょう?)
陽で強めなキャラに見えますが、泣いているお友達がいると「どうしたのかな?」と気に掛けたり、「大丈夫?」と本人に声を掛けたりします。弟のお世話も、遊びも、よくやってあげます。つい先日、深夜に目覚めて泣き始めた弟のそばに寄り添い、「しーっ、しーっ」(赤ちゃんが落ち着くとされている声掛け)と言いながらトントンしてあげていました。母性、でしょうか(笑)
親バカが入っていますが、我が家の娘はこんな感じです。
なので・・・・
そう、お友達のことを全く考えられないことはないだろうなと思って、先生にも詳細を伺いました。
先生と話していくうちに、自分の「やりたい」を拒否されるとひどく悲しんで泣き出すということがわかりました。
娘はそこから閉ざしてしまってるんだろうなと想像できました。
イイ先生に言われる言葉はなんでも重い。特に子供の発達についてなんて。
今回、幼稚園の先生に指摘されてから数ヶ月、その指摘を頭に置きながら生活していました。
お友達の気持ちを想像できるように、関連しそうな出来事が起こったときには娘に「相手にも気持ちがあるんだよ。」ということを伝えるよう意識していました。
親として当たり前だったかもしれませんが、正直窮屈な感じと違和感もありました。
疑問と少しの反発心を持っていたからかなと思います。
以前、上のコを保育園に通わせていた時、
保育園の先生に指摘されたことを相当深刻に受け止めて、苦しんだことを思い出しました。
自宅で一人、イライラして涙ぽろぽろ流して、今思い返すと恥ずかしくもありますが。。。
心がジェットコースターのようでした。
イイ先生だ、と思うと心のフィルターが取れるのか、
言われたことが結構そのまま入ってきてしまうようです。
この感じでイケたらいいのに。先生の言葉はなんだかんだ100%入ってきてしまうようです。
(子どもの頃からの優等生気質がまだ残っている部分なのでしょう。)
あまりに深刻に受け止めてしまうものだから、「直さなきゃ」「我が子がおかしいのかな」「ワタシが悪いんだ」「変えなきゃいけない」と、どんどん深刻になっていきます。
でも…腹の底では、
とも思っています。
自分の腹の底との闘いも同時にしています。(忙しい。面倒なヤツです。)
我が子の成長をそっと見守りたいスタンスのワタシ、
でも先生がよかれと思って言ってくれる言葉は時折ワタシのソレとはズレていて。
「今、先生の言うようにできないと取り返しがつかないのかな。」
そんな不安もよぎるのです。
子供の発達について不安になったワタシを励ましてくれた、少数精鋭の友人たち
友達は多くありません。
でも、ナイーブな話を言葉を選ばずに率直に相談できる友人が数人いるので、そんな友達の人数はもしかしたら多いのかな、と思っています。1人でもいたら、有難いことだと思っているので。
今回、娘の幼稚園の先生からの指摘をキッカケに悩み始めたことを、友人に相談しました。
彼女は信頼できる、ワタシのエネルギースポット、そんなことを改めて感じました。
頭の整理を手伝ってくれ、愛情たっぷりの言葉もくれました。
おかげさまで私は元気になり、切り替えられ、状況の整理とこれから何をして何をやめるか、それが見えてスッキリできました。
できるできないで見なくていい~子供の発達を見るジャッジの目~
できるできないで見るって、ジャッジするってことなんですよね。
それに気づいたとき、ホントに恐ろしいきもちになりました。だって、一番やりたくなかったこと(´;ω;`)
ジャッジの目って、クリアじゃなくて色眼鏡になるので、相手をありのままで見ることができなくなってしまいます。ありのままの我が子を受け止められなくなる、それはつまり…
我が子の存在を否定することになります。
いちばん、やりたくなかったことをしていました。
先生も、きっとワタシと同じ、
「今これができるように応援してあげるのが、保育者の務め!」と思って真剣に取り組んでくれていたのだと思います。それは、悪いことではなく、発達を見る専門家として(ワタシは親として)よくある考えかなと思います。
ただ、親が、というかワタシがそれを思ってしまうと、だんだんだんだん必死になってしまい、
できない状態(単なる事実)→「できなきゃいけないのに、できてない」状態(事実に装飾)
と認識してしまいます。要は、できない状態を受け入れられなくなってしまいます。
これは先生からの指摘で不安がどんどん大きくなっていった影響もあります。
ただ、
ワタシの裏腹にはそれを真っ向から否定したい気持ちもくすぶっていました。
「年齢で線引きなんておかしいよ。」
「今できなきゃまずいの?ホント??」
「他の子はみんなできてるの?うちだけおかしいの??ホント??」
自分の裏腹にある、ホントの気持ちを優先したいのに、先生の言葉で自由がなくなっているような窮屈感・圧迫感がありました。
それがもどかしくもあり、またまたイライラの原因にもなっていました。
子供の発達【〇歳までに体得しないとマズい】はない
厳密にはあるのかもしれません。
育めなかった力は、後からでも完全にリカバリーできるとは限らないと思います。
ただ、〇歳までに体得しないと、何がマズいのか、考えてみました。
あの子と同じくらい協調性のある行動がとれないと、将来困るのがマズい…のかな。
あの子と比べたら少し低い協調性では、将来困り果ててしまうからマズい…のかな。
もし全く協調性がなかったら、来年、再来年、5年後も協調性を育むことはできないからマズい…のかな。
自問自答しているうちに、NOと言っている自分、NOと言ってほしい自分がいることに気づきます。
厳密には機を逃したらもう手に入らない力、ってあると思っています。
それくらい、幼少期とは貴重な時期。だから、周囲の関わりは大切にしたいし、ワタシも慎重に考えている点です。
もし絶対に身につけさせたい力があるなら、それについて調べて機会を積極的に与えてあげるべきだと思います。
ワタシが娘にプレゼントしたい力は、今思いつくのでこんな感じです。
やりたいことのために頑張る力
大切な人に想いを伝える力
失敗を受け入れて次に進む力
助けを求める力
リラックスする力
自分も他人も傷つけない力
これらの力を身に着けるのに手遅れ、ってあるのか考えました。
これまで複数のツールから子育てやこどもの心に関する情報を得てきたこと、自分が経験してきたことから考えると、ワタシとしては手遅れはないと考えています。幼少期に身につけておけば、大人になってからよりスムーズに育める、みたいなことはあると思います。
ただ、どう身につけさせるかで、場合によっては弊害もあると思います。
それを今すぐ身につけたい!と結果を出すことに期限を設けてしまうと、こどもの成長を待てなくなります。他の力を育むことが先で、周りが問題と思っているソレは順番が後に回っているだけなのに、無理矢理その順番を変えてしまうと、どこかにひずみが出てくるのではないかと思っています。
ワタシはそちらのほうが怖くて、基本的には結果を急かさず、伝えるべきことは伝えるということをただ継続するのが心地良いと感じています。
我が子に誰かの机上の100点を求めてる?もし身につかないものがあってもそれをありのまま受け止めてあげられる親でありたい。サポートはそれがあって初めてできる。
我が子にも、自分のありのままを受け入れてほしい。
最後に…ワタシの友人の言葉をシェアします♡
誰の言葉を大切にするか、それはワタシが決めていいんだ、と今回のことで感じました。
娘のために、娘になるべく害を与えないように、よいアドバイスや情報を収集して、それをバンバン受け入れて取り入れていこうとしていたワタシ。
他者の考えを受け入れないことは危険だけど、
他者の考えをノンフィルターで聞いてしまうのも危険。
子育て同様、難しいな、バランスかな、というところに着地しました。
娘との時間が楽しいこと、幸せを感じられることを大切にして日々を過ごしたいと思います。
自分のご機嫌をとることも、母の務めですね。
外から何かを取り入れるときは自分から取りに行く、勝手に入ってこないようにすることも、自分を守りご機嫌を保つコツですね。
友人からの言葉は、
あたたかく、次に進む励ましをもくれます。ありがとう♡
- これからいろんな成長の中で身につけていくのに、急かすことは親の想いを背負わせることになり、それはつらいこと。(自分の経験から)
- もしホントに違和感を感じたときに、相談機関を頼ってみてもいいのかもしれない。ただ、判断はしてもしなくてもいい、くらいに今は思うよ。
- 落ち込んでも責めても意味がない、子どもが成長の渦中にあることを認めてあげる。
- カッコいいこと言ってるけど、そりゃ心は乱れるよ。自分にがっかりしたりひどく疲れることも全然ある。けど、こういう想いは持ち続けているんだな、って自分自身も再認識してる。
- 100%あなたの味方♡
- 今が大事、ってもしかしたらあるかもしれないけど、具体的に考えると私には思いつかない(笑)
- 甘やかしはダメってよく聞くけど、人に迷惑かけなければOKと思うことにした。やりたい放題やってくれ! (泣笑)